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『われらをめぐる海』51

『われらをめぐる海 』(早川書房)

本日もS.C.ブルックスの記述の続き。

「若いシャチは、黒と白のはだをひらめかせ、またクジラは遠くを泳ぎながら突然潮を吹いて、彼らの棲み慣れた熱帯からはへだたっているけれど、ちょうど飛魚たちがおどけたしぐさをしたように、この海に生命を吹き込むのである。

ホンダワラが浮かび、あちらこちらには、きらきらしたカツオノエボシが漂っているメキシコ湾流−。

その青い水域から、何千というクラゲがにぎわうおう緑色の北極海流へ入ったかと思うと、数時間後には、またもとの湾流にもどっているようなこともあるにちがいない。

そしてこの偉大な海流の縁辺へゆくたびに、グランド・バンクスを、世界でもっとも大きな漁場にしているおびただしいい量の生命を、よくまざまざと海面に見せつけられるのだ。」
(P40 14行目〜P413行目)

ホンダワラは海草。

カツオノエボシは危険なクラゲである。

海に見せられ、海を旅する人たちは本当に大勢いる。
様々な顔を見せ、感情までも含むようなその豊かな表情を、実際に肌で感じ取れることができたらどんなに素晴らしいことだろう。

MarsPの故郷には海はない。
海は限られた領域なのに、その広さや奇跡は無限のように感じる。
これは、自分自身が持っている頼りない物差しで海を見るからだろう。

海の複雑な姿。
本当に凄いのだ・・・

今月の学習会は明後日、2月22日午後6時15分から、北大遠友学舎似て開催します!
是非いらしてください!

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